●タフト=ハートリー法 タフト=ハートリーほう
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
1947年に制定されたアメリカ合衆国の労使関係法。第二次世界大戦後の労働運動の高揚と,ワグナー法(1935)によって与えられた労働組合の権利に対する保守派の反対の結果,共和党優勢の第80議会において,上院議員 R. A. タフトと下院議員 F. A. ハートリーによって提案され,民主党のトルーマン大統領が発動した拒否権を乗り越えて成立した。クローズド=ショップの禁止(ユニオン=ショップの承認),公共の安全を脅かす大ストライキを80日の“冷却期間”延期させる大統領の権限,組合と雇用主の選挙献金の禁止,第二次ボイコットなど組合側の“不当”労働行為の禁止,組合幹部の非共産党員宣誓,組合の会計報告提出,などを定めた。この法律によっても,労使関係の実際は以前と大きく変わることはなかったが,共和党に対する労働組合の反発は強く,翌1948年のトルーマンの“奇蹟的”な大統領当選の一助ともなった。