●タヒチ島 タヒチとう
ヨーロッパ フランス共和国 AD
フランス領ポリネシア中最大の島で面積は1,042平方km,領域の4分の1以上を占める。島の北端パペエテ市の位置は南緯17.5度,西経149.5度。北部の大タヒチと南部の小タヒチ(タイアラプ半島)が,タラバオ地峡でつながっている。火山性の島で,波の静かな西側には発達した珊瑚礁をもつ。最高峰はオロヘナ山で2,241m,アオライ山2,066mがこれにつぐ。1767年,イギリスのサミュエル=ウォリスが来航して以来,翌年にはフランスのブーゲンビル,さらにその翌年にはイギリスのキャプテン=クックが相ついで訪れ,広く西欧世界に知られるにいたった。この島を有名にしているのは1988年,パンの木の苗を採集に来たイギリス船バウンティ号上で翌年おこった反乱事件と,1891年以降,2度の滞在で島から絵画彫刻の題材を得たゴーギャンの存在であろう。両方ともタヒチを“この世のパラダイス”として宣伝するのに大きな役割を果たし,現在は世界的な観光地となっている。人口は約10万人。