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●旅芸人 たびげいにん

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 季節に関係なく地方から地方へ旅を続けながら芸能を演じ生活をしている芸人と,ふだんは郷里で農業・漁業など各自の職業に従事しており,正月・盆・各地の祭礼などを当てにして門付けをして歩く者とがある。前者には女太夫・人形廻し・説教・代神楽・祭文・猿廻し角兵衛獅子琵琶法師瞽女(ごぜ)などがあったが,現在ではほとんど消滅した。わずかに関西で大神楽(代神楽),鹿児島県の薩摩琵琶ぐらいしか残っていない。しかしこれらの芸はその地方の保存会などで芸能として育成保存されているものがある。後者には獅子舞・万歳・大黒舞えびす廻し・春駒・鳥追いなどがある。1人か少人数で組となり各戸を訪れ,新年を祝福,家内安全を芸能を演じ祈る。大人数の神楽集団などは神社の境内,舞殿とか広場で行うこともある。しかし現在では歌舞伎芝居・大衆演劇歌謡曲・民謡などの芸人が一座を組み,地方を巡業している者が通常旅芸人といわれている。