●足袋 たび
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防寒,礼装などのため和服着用のときに足に履くもの。足の形に合わせてつくり,甲の部分と底の部分からなり,下駄や草履が履けるように指股が付いている。金属製のコハゼと呼ぶ爪で留める。防寒用には別珍やコール天に綿ネルの白い裏を付けた色足袋,礼装用は白木綿の足袋である。大きさは文数で示すが,これは昔一文銭の直径を単位としたもので,9文,10文などと何枚分あるかによって大きさを表した。平安時代に公家は沓(くつ)に襪(しとうず)といって指股のない靴下のようなものを履いたが,鎌倉・室町時代には武士が草履用に鼻緒をはさむような指股の付いた足袋を履くようになった。初めは革製であったが,木綿が普及してから布製になった。足首までの深めの足袋で紐締めであった。着用年齢や期間を規定していたこともある。足袋には労働用の地下足袋や運動用のはだし足袋もあり,底がゴムでできている。東北の農山漁村には,刺し子足袋やあわび足袋(縫い代を表側に出す)などがある。
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