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●頼母子講 たのもしこう

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 民間の互助的金融機関。無尽ともいい,その団体を講として呼ぶことが多い。ある目的のために講員が一定の掛金を積立ててゆくもの。その目的として,特定人の救済のために行われるものがあり,総掛金を特定人が受け取り,次から各講員が抽選,入札などにより1人ずつ受け取るというのが一般的である。特定人に対するものでなく,講員相互の共済的なものもある。また,物品購入のために行われるものがあり,順次抽選などにより金を受け,各自物品を買うわけで,その物品によって,牛頼母子,畳頼母子,フトン講などと呼ばれる。こうした金銭によるもののほかに,米講,麦講,萱講などの品物そのもの(労力も含む場合も)を提供するものもある。中世の頼母子は,おもに寺院を中心とした困窮者救済のための無利息・無担保の融通組織であり,いわば信仰的な講であったといえる。そしてしだいに,頼母子の金融的意義が強調されていったのである。

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