●ターナー
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1861
1861〜1932 アメリカの歴史学者。ウィスコンシン州ポーテージに生まれ,1884年,ウィスコンシン大学を卒業,1890年,ジョン=ポプキンズ大学で「ウィスコンシンにおけるインディアン交易の特質と影響」で博士号を取得,ウィスコンシン大学(1889〜1910),ハーバード大学(1910〜24)で歴史を講じ,のちハンティントン図書館研究員となった。1893年,シカゴでのアメリカ歴史学協会大会で「アメリカ史におけるフロンティアの意義」を発表,アメリカのデモクラシーは辺境の森から生まれたとして,アメリカ史の中で初めて西部の重要性を指摘するいわゆる“フロンティア学説”を唱えて一躍有名になった。彼はさらにセクションの理論によって,フロンティア消滅後のアメリカ発展の可能性を説き,終始アメリカ的秩序への信頼を保ち続けた。いわば“アメリカニズムの歴史家”であった。著書には『新西部の興隆』(1906),『合衆国,1830〜1850』(1935)等がある。