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●竪穴住居 たてあなじゅうきょ

ヨーロッパ アイルランド AD 

 地面を掘りこんで床をつくり,それに屋根をかけた住居。新石器時代の世界各地で広く行われた。もっとも,竪穴住居の最古の例は,旧石器時代後期にすでに現れており,ソ連邦のガガリノやプシュカリなどの例はとくに知られている。わが国でも先土器時代遺跡から発見された例が報告されているが,普遍的なものではない。新石器時代に入ると,これも定型化し,集落を構成するようになる。中国の姜塞や半坡例などは,その代表例といえる。縄文時代の竪穴住居のうち,早期のものには,寒冷地を除くと屋内に炉を欠く場合が多い。前期になると住居型式は一段と安定し,すべての床に炉が掘りこまれるようになり,中期の炉には土器をうめたものもある。弥生時代をへて,古墳時代後期に入るころになると,炉に代わってカマドが設けられるようになる。このころから西日本では平地住居への移行が始まるが,東日本などでは平安時代はおろか,中世に入っても一部で竪穴住居の使用が残存する。

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