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●建前 たてまえ

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 家屋の建築にあたって,柱・棟・梁などの骨組みを組み立てることをいう。また,そのあとの祝宴をさす。柱を立て棟上げをするときに大工が儀式を行う,いわゆる上棟式をさす。棟に魔脅しや矢立てなどという弓矢をかざったりして,魔除けをする。餅や小銭などをまいている。そのほかに点前をかくように,茶道で抹茶を点てる作法をお手前ともいう。これらはもっとも基本的な型,標準,方針,原則のごときものを示すものである。これより一般化して,たてまえとは,普通の社会体系の外にある,あるべきもの,いいかえるとモデル的な理念化したものを“たてまえ”と考える。それは制度化したものというよりも,あるべき理念化したもののなかで建前(たてまえ)ということになる。したがって“たてまえ”を守るということは原則を守るということであるが,ホンネというべき価値は,体系に妥協し,制度化したもので,体系の要請に屈したものの姿相でもある。