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●タスマニア島民 タスマニアとうみん

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 オーストラリアの南にあるタスマニア島に居住する原住民のことである。その起源については,オーストラリア大陸の先住民であったとか,ニュー・カレドニアからカヌーで移住してきたなどといわれているが明確ではない。18世紀後半にヨーロッパ人と接触する以前は,人口3,000〜5,000人であり5つの方言集団,9つの部族に分かれ,5〜15の土地所有単位であるバンドが各部族のもとにあったと考えられている。しかし白人による虐殺の結果人口は急速に減り,最後の純血の男は1869年に,女は1876年にそれぞれ死去し,現在は混血の者しか残されていない。彼らは,大陸の原住民より技術水準が低く,ブーメラン,槍投げ器,盾,網などをもっていなかった。生活は,男性による狩猟と女性の採集で成り立っていた。ときおりコロボリー(歌と踊りの集い)が催され,身体に傷跡をつけたり色を塗ったりして化粧を行い,死者は火葬に付した。現在,混血で,3,000人ほどの人口がある。