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●竹田出雲 たけだいずも

AD1691 

 人形芝居竹本座の座元,浄瑠璃作者。三世までの存在が知られているが,佳作の多いのは,初代および2世の出雲である。初代の出雲は,1747年(延享4)没。生年は未詳。1705年(宝永2)末に竹本座の座元となり,竹本義太夫近松門左衛門とのコンビで座元として成功を収めた。作者としては近松の指導をうけ,単独作『蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)』(1734年初演)などもあるが,文耕堂を合作者とした『小栗判官車街道』(1738年初演)や,並木千柳・三好松洛・竹田小出雲を合作者とした『菅原伝授手習鑑』(1748年初演)などが著名である。2世出雲は,1691〜1756年(元禄4〜宝暦6)。初めは竹田小出雲を名乗るが,父初代出雲の没後2世出雲を襲名。父や文耕堂の指導を受けて作品を書き始めたが,並木千柳・三好松洛との合作『義経千本桜』(1747年初演),『仮名手本忠臣蔵』(1748年初演)などが,秀作として広く知られている。