●田下駄 たげた
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農具。泥湿地を歩いたり,水田の作業などのときに使用される履物の総称。おおあし系・なんば系・かんじき系・げた系・ぼくり系など,さまざまな名称で呼ばれている。現在,田下駄はその形態・構造から,板型・ワカンジキ※注1※型・簾編(すだれあみ)型・簀子(すのこ)型・枠(わく)型・箱型・足駄(あしだ)型の7種に分類される。用途としては,泥湿地や深田での作業用と,田植前の代ごしらえ用に大別される。前者の,作業中に足が泥中にもぐるのを防ぐための田下駄は多く板型・ワルイ※注2※型・簾編型・足駄型で,だいたい小形。後者の,堆肥の踏込みや代直しなどに用いる田下駄は主に簀子型・枠型・箱型で,たいていは大形である。最も原初的なものは一般に,なんばと呼ばれている板型で,とくに鼻緒をつけずになわひもを足甲部で結んで着装する形式のものと考えられる。弥生式文化期の静岡県登呂遺跡や山木遺跡から,板型のものが出土している。
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