●竹越與三郎 たけこしよさぶろう
アジア 日本 AD1865 江戸時代
1865〜1950(慶応1〜昭和25)評論家・歴史家・政治家。号は三叉。武蔵の本庄の清野家に生まれ,竹越家の養子となる。慶応義塾を卒業して時事新報・大阪公論・国民新聞の記者となる。1891年(明治24)27歳から翌年『新日本史』上・中巻を公刊,維新史の優れた史論をみせ,1896年には『二千五百年史』を世に出して,これは長く版を重ね,在野史論家として名声を高めた。西園寺公望の知遇を得て「世界之日本」誌の主筆。また官界にも入り,渡欧2回,1902年(明治35)以降衆議院議員に当選5回,政友会に属した。『三叉文集』『三叉文存』は明治期の評論・随想を集めたもの。大正以後は,宮内省臨時帝室編修官長として『明治天皇御記』編修を主宰,貴族院議員となり,1940年(昭和15)には枢密顧問官となった。その間に大部の史書『日本経済史』『新日本史』(同名の前掲書とは別)を編集し,また西園寺公望の伝記『陶庵公』を著した。