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●竹馬 たけうま

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 竹を馬にみたてて,子供が乗って遊ぶもの。その様式は2通りあって,平安時代以来のものは,葉のついた笹竹の1本にまたがり両手で竹の先を握るか,または手綱の代わりに紐・縄をつけて,引きずり走りまわる。『袋草子』『和漢朗詠集』にも記事がみえ,竹馬(ちくば)と呼ばれた。江戸時代になると馬の頭の形につくったものを竹竿につけ,他端に小さな車を二つ取りつけた機能的なものが現れた。関東ではこれを春駒(はるごま)と呼び,広島県三津町や鹿児島県肝属(きもつき)郡では竹馬と呼ぶ。ほかの様式は今もみられるもので,2本の竹竿に足をのせる横木をつけ,これに乗って歩き廻る。このおこりは田楽に由来するという。秋田・福島・千葉・静岡・長野・岐阜の諸県では鷺足と呼んでいるが,高足という名称も各地に分布している。鹿児島県(こしき)島では上述の2通りの竹馬が併存し笹竹のほうをタケウマ,2本の竹竿のほうをサンゲシ鷺足のなまり)と呼ぶ。竹馬は川渡りや雪降りなどにおとなが使う所もあり,大分県ではユキウマと呼んでいる。