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●拓跋部 たくばつぶ

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国の鮮卑の一氏族で,しだいに勢力を伸ばし,のちに北魏朝を建てた。満州トウジ※注1※河流域からおこり,2世紀後半から鮮卑の中心勢力となり,陰山の南に移住し,260年には力微(りきび)の統率のもとに内蒙古の盛楽に拠点を設けた。316年までのイダ※注2※・猗廬(いろ)の時代には晋に協力して匈奴を破った功で山西北部の代公に任じられた。その後愍(びん)帝によって代王に封じられ,代国政権を担った。338年ジョウヨクケン※注3※時代に入って,建国と称して官制も改めた。376年前秦の苻堅と争って敗れ,ジョウヨクケン※注3※は殺され,国土も二分されるなど,壊滅的打撃を受けた。その後,ヒスイ※注4※の戦いで前秦が敗れると,拓跋珪は残存勢力を集めて再び勢力をもりかえし,386年(登国1)代王の位に戻り,396年(皇始1)には皇帝となる。これによって北魏朝の基礎が築かれた。しかし第6代の皇帝孝文帝(467〜499)による洛陽への遷都,氏姓・言語・服装などの華化策は,北方民族の反感を呼んだ。

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