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●托鉢教団 たくはつきょうだん

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 托鉢修道会。清貧を重んじ財産をもたず,ひたすら信者の施しを乞うて(托鉢)生きる修道士の教団。従来の修道院が修道士の私有財産を否定しながらも団体としての蓄財を容認し,富裕化・貴族化していったのに対して,托鉢修道士は一般信者の立場に身を置き清貧にもとづく使徒的生活を実践した。俗世から隔絶した生活を行う修道士に対し,彼らは都市の民衆のあいだで布教した。教会・修道院の世俗化に起因する悪弊排除に加え,制度的教会に対する刷新運動を行ったが,異端とは違い,ローマ教皇・教会の権威には服従した。代表的なものにフランチェスコ教団(1209)・ドミニコ教団(1216)・カルメル教団(1245)・アウグスティノ教団(1256)などがある。一般信者への布教活動・異端の撲滅に尽力し,またトマス=アクィナスやボナヴェントゥラなど13〜14世紀の著名な学者を輩出した。