●沢庵宗彭 たくあんそうほう
アジア 日本 AD1573 室町時代
1573〜1645(天正1〜正保2)江戸前期の臨済宗禅僧。俗姓平,諱は宗彭。沢庵は道号。但馬出石の武士出身。10歳のとき浄土宗唱念寺衆譽に従い,のち臨済禅の勝福寺希先によって受戒。ついで大徳寺三玄院の春屋宗園に参じ,和家国陽春寺の一凍紹滴に学んで印可をうけ,沢庵の号を許可された。徳禅寺・南宗寺をへて,1609年(慶長14)大徳寺の住職となる。後水尾天皇の紫衣勅許をめぐる動きによって朝幕関係が対立したが,それへの批判派であったため,1629年(寛永6)出羽国上山に配流され,3年後(1632)に許された。その後,徳川家光に重用され,江戸品川に東海寺を開山した。多芸多才で,詩歌・俳諧にすぐれ,茶道にも通じ,『明暗双々集』などをかいている。その禅僧しての実力は豊かで,すぐれていた。著述には『沢庵和尚全集』6巻などがある。