●タキーヤ
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“信仰の秘匿”の意味をもつことばで,イスラームでは信徒たちに生命の危険のおそれや生活の困難がある場合に,信仰を隠すことが許されている。ハワリージュ派はこれを認めないことで知られたが,最初にタキーヤを許容したのは,その穏健派のイバード派であり,初期に殉教者を多く出したシーア派は,自己防衛の手段として,もし自己または同信者の生命財産が脅かされることが確実であるか,またはその可能性が強ければ,舌(ことば)と手(行為)による信仰の表現は隠してよいとして,具体的に彼らは最初の3代のカリフ在位中のアリーと,イマーム隠れ(ガイバ),のうちのマフディーは,タキーヤの状態にあるとした。ただし,タキーヤは推奨されるべきこととはしていなかった。スンナ派でも,異教徒から危害が加えられるおそれがある場合にタキーヤを認める見解がある。