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●内裏式・儀式 だいりしき・ぎしき

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 嵯峨天皇の勅命を受けて藤原冬嗣らがまとめた儀式書を『内裏式』といい,貞観式・延喜式をまとめる作業を補う形でつくられた儀式書を『儀式』という。『内裏式』は,おもに宮中でひらかれる恒例の儀式の手順を記したものである。それは,821年(弘仁12)にまとめられ,清原夏野らによって,833年(天長10)に改訂された。そして,その後も必要に応じて手を加えられていき,現在伝わる形になっていったといわれている。朝廷では,『内裏式』が尊重されており,宮中の儀式をひらくときに必ず『内裏式』を納めた式筥を御座のそばの机の上においていた。『儀式』は,朝廷でとり行われる恒例・臨時の主要な儀式の手順を網羅したものである。それは,延喜式の儀式関係の規程を補う形をとっている。延喜式の施行後,もとの『儀式』の改訂がいくたびか行われて,現在伝わる10巻からなる『儀式』がまとめられていったと考えられている。