●大理国 だいりこく
アジア 中華人民共和国 AD937
937〜1253 今の中国雲南省の地にタイ族の段氏によって築かれた国名。その存続期間は中国の五代十国・宋の時代にあたる。902年に滅亡した南詔国の後をうけて,タイ族白蛮の段思平が雲南地方をおさめ,937年に大理国を建国した。11世紀の末に段氏がおとろえたため高昇泰が立って大中国と号し,大理国が一時とだえた時期もあった(1094〜96)。しかし1099年段氏が勢力を回復して高氏を討ち,国を復活して後理国と号した。1117年(政和7)には国王段和誉が北宋から雲南節度使大理国王を授かり,また南宋とは邑州(広西)を交易場として物資のやりとりを行った。13世紀なかごろになるとモンゴル軍の勢力が雲南地方にまでおよび,憲宗の命をうけたフビライによって1253年に大理国はほろぼされ,300年の歴史をとじた。