●大明一統志 だいみんいっとうし
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明代の地理総志。全90巻。『明一統志』とも『天下一統志』ともいう。英宗天順帝の勅命により,1461年(天順5)4月に吏部尚書翰休学士李賢らの撰によって完成。『大元一統志』に範をとり,京師・南京・中都・13布政使司に分けて図を載せ,それぞれの建置沿革・郡名・形勝・風俗・山川・土産・公署・学校・書院・宮室・関梁・寺観・祠廟・陵墓・古蹟・名宦・流寓・人物・列女・仙釈を記して最後に外夷2巻を付した。明の地理志は,太祖朱元璋が魏俊らに命じて『大明志』を1370年(洪武3)に撰したのが最初であるが,同書は早く散失した。景宗景泰帝は陳循らに命じて1456年(景泰7)に『寰宇通志』119巻を勅撰したが,重祚(じゅうそ)した英宗は景泰一代を抹消するために,これを重編して『大明一統志』と名づけた。このような経緯による成立であるから,『大明一統志』は前志の節録で,かなりの誤りを含んでいる。