●太平洋諸島開発プログラム たいへいようしょとうかいはつプログラム
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ハワイのイースト=ウエスト=センターのなかにある地域的国際機関。PIDPと略称される。1980年にハワイのホノルルで開催された太平洋諸島会議によって,パシフィック=ウェイに合致する開発計画の問題が論議された。そこで,その会議での成果を実現させる事務局として機能する政府間の地域国際機関が設けられたが,それがこのPIDPである。またPIDPは太平洋諸島会議の常任委員会の事務局でもある。この常任委員会はフィジーのラッサー=カミセセ=マラ首相を委員長とし,アメリカン=サモア知事・クック諸島首相・ミクロネシア連邦大統領・ハワイ州知事・キリバス大統領・ニューカレドニア政府評議会副議長・PNG(パプア=ニューギニア)首相を委員として,トンガ人の事務局長とフィジー人の所長を加えて年に2回開かれる。そこで決定された調査と教育のプロジェクトが,PIDPによって実施される仕組である。今日までに,[1]太平洋エネルギー,[2]災害対策,[3]多国籍企業の役割,[4]政府システム,[5]原住民ビジネス開発,[6]地域協力などのプロジェクトについて,地域内の他の国際機関や調査研究機関(大学が中心)の協力を得て,調査研究を進め教育啓発の役割を演じてきた。1984年8月にポート=モレスビーで開かれた第8回常任委員会では,これのほかに養殖漁業アセスメントのプロジェクトが1982年以来つづけられてきた成果も報告された。各プロジェクトの成果はすべての太平洋島嶼諸国の開発に役立ちうるよう,各国政府にたびたび配布される。PIDPの予算は太平洋島嶼諸国の拠出金のほか,日本・オーストラリアなどから供与される資金でまかなわれている。なお,第2回太平洋諸島会議は1985年7月に,クック諸島のラロトンガで開かれることが決定している。