●台北 タイペイ
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中国台湾省北部台北盆地の中央に位置する台湾最大の都市。国民党政権の政府所在地。17世紀スペインが北側の海岸部淡水付近を極東貿易の根拠地としていたが,清朝の台湾征服後18世紀初頭,中国福建省出身者が移住して淡水河岸に河港をつくった。19世紀やや下流に移動,淡水河の舟運を利用した貨物集散の中心として最重要商業地に発展した。1875年(光緒1)清朝政府は台湾府を移駐し,1882年(光緒8)には城壁も完成して,政治的にも台湾の中心となった。日本統治時代の1920年(大正9)周辺地域が合併されて市制がしかれた。1945年(民国34)台湾が省として中国に復帰したとき省轄市となり,1967年行政院の直轄市となる。国府移駐以来その機能とともに市域も拡大発展し,1970年には市域16区,人口177万人の大都市になっている。大貿易港基隆に近接して商業・近代産業の中心で,交通の要衝でもあり,蒋介石が大陸よりもちだした遺物25万点よりなる文化の中心故宮博物院が郊外にある。