●台風 たいふう
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東経110度から180度,北緯5度から20度の北太平洋西部,とくにマーシャル・カロリン・マリアナ各諸島付近海域,または南シナ海で発生し日本・フィリピン・中国などを襲う,圏内の最大風力が8以上(風速17m/sec)に達した熱帯低気圧をいう。風力が8末満のものは「弱い熱帯低気圧」という。国際的には風速33m/sec以上のものをtyphoon,それ以下をtropical stormと呼ぶ。発生海域の水温は26〜27度以上で,それ以下では発生しにくい。平均すると年間28個発生し,そのうち日本本土に接近,または上陸する台風は3〜4個ぐらいである。進路は6月と11〜12月は偏東風帯を西進し大陸で消滅するものが多く,7〜10月は転向して偏西風帯中を北東進するものが多い。日本に大被害をもたらした台風は,圧倒的に9月に来襲するものが多い。台風の暴風雨のエネルギー源は,偏東風波動によって生み出された巨大な対流中で,水蒸気が凝結するときに放出する潜熱のエネルギーであり,目を中心に高度10km以上に達するホットタワー(積乱雲の塔)を形成する。