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●太政大臣 だいじょうだいじん

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 [1]古代日本の律令官制の最高官。行政最高機関である太政官の長官のこと。今の規定では天皇の師範・天下の師表たるべき人で,特定の職掌,適任者がなければ天官(則闕の官),常置の官ではなかった。相当位は正・従一位で,官位に応じた封禄がある。初見は天智朝の大友皇子だが,ついで天武朝の高市皇子,大宝令施行後は諸皇子を知太政官事に任命して皇親政治を実現したが太政大臣は置かず,ついで藤原仲麻呂がそれに相当する唐名の大師,僧道鏡が太政大臣禅師,人臣太政大臣の最初は藤原良房,ついで藤原基経。以後任命はなく,いわば名誉職であった。[2]明治の太政官制の最高職。明治政府は律令制度を廃止したが,1871年(明治4)に太政官制を設置,太政大臣を正院の長として三条実美を任命,天皇を補佐し国政を統轄,陸海軍を統帥したが,権力が参議に集中して漸次実力を失い,1885年の内閣制実施に伴い廃止された。