●大師講 だいしこう
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大師とは皇室が僧に与えた尊号であるが,仏教上すぐれた人の意で大師と用いる。とくに弘法大師を祀る講を大師講としている寺が多い。天台宗では天台大師チギ※注1※の忌日である11月24日を大師供,霜月会としているほか,正月三日を慈恵大師良源の忌日であるとして,元三大師の日として,厄除けや達磨市を開く所がみられる。旧暦の11月23日は冬至にあたるがこの日に弘法大師や元三大師が訪れるとする伝承が東北・関東・北陸・山陰にひろがっている。この日に雪が降るとか,雪の上に一本足の足跡がつくとかいう伝承で,小豆粥を出す所が多い。これは民俗学では神の子である大子(おおいご)が季節の変わり目に来るという伝承に,弘法大師や元三大師の伝承が重なったものと解釈している。なお聖徳太子を祀る太子講は字が異なり,大工などの職人の講となっているものが多い。別にまた浄土真宗では太子講が盛んである。
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