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●太鼓踊 たいこおどり

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 太鼓を打って踊る民俗芸能の総称。芸能には腹や胸に締太鼓を付けた者が集団でそれを打ちつつ踊るものと,中央に据えた鋲打太鼓(大太鼓)のまわりを数人の打ち手が巡りつつ踊るものがある。前者は花笠や,美しく飾りたてた神籬(ひもろぎ)を背に付け,鉦・笛・歌方などの噺し手や,着飾った側踊が付くため風流(ふりゅう)踊の名でも呼ばれる。太鼓の形状によって羯鼓(かっこ)踊・諫鼓(かんこ)踊・臼太鼓踊・楽打ちなどとも,また音からチャンココ・ザンザカ・ジャンガラ,芸能からハネ踊・ハネコミ・南無手踊ともいう。踊り手は青年がつとめ,激しいリズムで隊形を変えつつ踊るが,美しい小歌を聞かせるところも多く,祭礼・孟蘭盆・雨乞いなどに演じられる。後者はまわり太鼓・まわり胴などと呼ばれ,東京都西多摩郡の鳳凰の舞のように,仮装の少年がまわり打する例が多いが,大和・伊賀・南山城地方では,両形態の太鼓踊を同時に一つの踊りのなかで演じる。