●タイ学生デモ タイがくせいデモ
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1958年のサリットのクーデター以来,タイの学生運動は沈滞していたが,1963年に進歩的知識人の雑誌「社会科学評論」が創刊されると,そこから急進的な学生たちが生まれた。そして1969年のバス代値上げ反対運動を契機に学生の政治運動が表面化し,さらに1970年にはタイ全国学生センター(NSCT)が発足して,その指導下で1972年に日本商品ボイコット運動が大衆的な拡がりとともに展開された。この間1963年にタノム政権が成立したが,タノムは1971年にクーデターによって軍事政権を樹立し,将来の民政移行を標榜しながら逆に独裁色を強めていた。これに対して1973年にNSCTを中心に民主化のための恒久憲法制定運動がおこり,政府の厳しい弾圧を受けた。このため学生デモが広がり,民衆の支持も得て40万人のデモ隊を組織し,10月14日にタノム政権を打倒した。しかし,その後学生運動が分裂するなかで1976年に右翼・警察が学生を襲った“血の水曜日”事件がおこり,運動は再び低迷している。