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●太一教 たいいつきょう

アジア 中華人民共和国 AD 

 金の元眷年間に成立した道教教団で,蕭抱珍によって開かれた。彼は汲県の出身であるが,伝記の詳しいことは不明である。神仙から授けられた『太一三元法ロク※注1※』をもとに,符ロク※注1※(予言書)と祈祷によって,病気を治し災いを除いて人々の信仰を集めた。成立後わずかのうちに太一堂と呼ばれる会堂も建てられるようになり,さらに金の煕宗に召されて金王朝の保護も獲得した。第2祖,第3祖(太一教では教主はすべて蕭姓を継ぐ)も金王朝と結びついて教勢を発展させた。第4祖はフビライの信任を得て元朝の保護を受けたが,資財をなげうって無縁仏の供養を行うなどの宗教活動も行っていた。第7祖までは元室と結びついて教勢を保っていたらしいが,以後のことは不明である。他の新道教に比し,その教えはかなり呪術的・巫術的傾向が強いが,他方中道をたっとび,葷酒・妻帯を禁じ,人々の救済を目的にするなど,新道教としての一面ももっていた。

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