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●第一共和政 だいいちきょうわせい

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 フランス革命中の国民公会の召集と王権の廃止宣言の日(1792年9月21日)から,ナポレオンの皇帝就任(1804年5月18日)までの政治体制。さらにこれを国民公会・総裁政府・統領政府の3時期に分けることができる。国民公会は,穏健共和派のジロンド派政権の時期,急進共和派の山岳派独裁の時期,再び穏健共和派テルミドール派の時期に分かれる。テルミドール派は山岳派独裁にこり,憲法で制限選挙制をとり,ブルジョワ的安定をはかって,2院と5人の総裁からなる総裁政府を発足させた(1795年10月)。しかし王党派と急進派の両翼から攻撃され安定を欠き,財政も乱れたため,シエイエス・ドヌーなどが行政権力を強め政治的自由を狭めた統領制憲法を作成し,常勝将軍ナポレオンを第一統領につけた(1799年12月)。ナポレオンは1802年,終身統領となり,さらに皇帝に就任して共和政を終熄させた。フランス銀行を設置して財政を立て直し,資本主義発展の礎を築いたのはこのナポレオン統領の時期である。