●ソンムの戦い ソンムのたたかい
ヨーロッパ フランス共和国 AD1916 フランス共和国第三共和政
第一次世界大戦中の1916年後半,北フランスのソンム川付近でドイツ軍と連合国軍の間で行われたもので,大戦における最も激烈な戦闘の一つ。初めの短期決戦計画が失敗し,連合国側の包囲によるジリ貧化を懸念したドイツは,1916年に入ると西部戦線の膠着(こうちゃく)状態を打開するため,皇太子ウィルヘルムを総司令官とし兵力を結集してヴェルダンに総攻撃を加え,寸土を争う壮絶な戦闘となった。しかし連合軍側はついにこれを守り通し,逆にソンム川を挟んで大規模な反撃に出た。その結果西部戦線でのドイツ側の勝利の見通しはほとんど消滅したことから,通称「ソンムの逆襲」と呼ばれている。この一連の戦いでドイツ側は精鋭50万を失い,イギリス・フランス側はそれぞれ40万と34万を失った。またこの戦闘でイギリス軍は初めてチャーチルの考案になるMark I型と称する戦車(タンク)を投入して,戦況の有利化に大いに役立てた。