●孫子 そんし
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中国古代の兵法家。春秋時代末の孫武とその子孫で戦国斉に仕えたソンヒン※注1※の両方をさす。孫武は呉王闔閭(在位前515〜前496)に仕え,宮中の美女に軍事訓練を施す際に王の寵姫を軍令違反の罪で斬り,軍令の権威を示して呉軍を大いに強化したといわれる。著書に『孫子』13編が伝えられ,兵法の古典と重んじられて三国魏の曹操をはじめ諸家の注釈がある。ソンヒン※注1※は孫武の百余年後の子孫で斉の人。ホウケン※注2※とともに兵法を学んだが,彼の中傷によってヒン※注3※(あしきり)の刑を受けたので,ヒン※注3※が通称となり,本名は不明。斉の威王(在位前357〜前320)に仕え,魏を攻めて敵将となっていたホウケン※注2※を自殺させ,馬陵の戦いで魏軍を破って斉の強勢に尽した。ソンヒン※注1※の兵法は失亡したとされていたが,近年山東省臨沂県銀雀山漢墓から竹簡に書かれた兵法書が出土し,ソンヒン※注1※兵法の残片であろうと言われている。またこの発見によって,従来三国魏の曹操による偽作説もあった『孫子』の信憑性も確認された。
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