●ゾロアスター教 ゾロアスターきょう
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マズダ教,拝火教古代イラン,ゾロアスター(ザラッストア)の創建した宗教で,アケメネス朝からササン朝末期まで,ペルシアの精神生活の支えとなった宗教。マズダ教は主神アフラ=マズダに由来し,また宗儀の特徴が,聖火を保持することから拝火教とも呼ばれている。現在この宗教を信仰する教徒は,イスラーム教が侵入した後,一部は改宗したがその他は国外に逃れ,インドのボンベイに定着したパールシーと,イラン中部の砂漠のヤズド・ケルマーンに残っている。教祖ゾロアスターは,生地がアゼルバイジャン地方とされているが異説もあり,またその生没年についても説が分かれ,前660年から前583年にバルフでトゥラン王アルジャスプと戦い,殉難したといわれている。その教典はアヴェスタで,それはインドの聖典ヴェーダの言語と密接な関係をもっている。教義の理念は一神教で,アフラ=マズダが最高神とされている。発生的にはヴァルナにさかのぼり,とくにアケメネス朝ダリウス大王は,アフラ=マズダについて真理と正義の徳について,偉大なる神としてその公文書において賛美を惜しまない。ゾロアスター以前と以後のマズダ教には多少異なった思想があるが,マズダ教の思想がその最もよい継承者であることは認めなければならない。ゾロアスター教は,ササン朝時代に王朝の国教として社会的に承認され,全国的に認められている。