●橇 そり
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雪氷上や地表を物を載せて滑行させる運搬具。古くは,ルイ※注1※も橇と同類のものとの考えがあった。修羅の出土例からして古代から使われていたことがわかるが,現在は運搬手段の近代化に伴ってごく限られた運搬具となった。今日見られるものは雪氷上に利用されるものが主流を占め,積雪期を除き地表上に利用されるものはごく一部に限られる。ただ,重い木材を搬出するに利用される点では共通する。雪氷を利用するものでは,人力のみによるイッポンゾリ(一本橇)や各種のヤマゾリ(山橇),畜力によるバゾリ(馬橇)やイヌゾリ(犬橇)などがある。イッポンゾリは搬出困難な場所で活用され,危険を伴うものの,積雪に埋まった急斜面を直線的に搬出できるとあって重宝がられている。橇には木製のもののほかタケゾリ(根曲がり竹製)もあり,藤蔓を曲げた輪でブレーキとする例も少なくない。地表上で利用されるのがキウマゾリ(木馬橇)で,一定間隔に敷き並べた枕木の上を引くのである。
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