●ソルジェニーツィン
AD1918
1918〜 ソヴィエトの作家。スターリン批判の科で1945年に逮捕され8年服役後,3年流刑にあい1957年に名誉回復。1962年に矯正収容所の生活を描いた『イワン=デニーソヴィチの一日』を発表,大反響を呼んだ。だが自由化政策の後退とともに作品公刊が不可能になり,1967年作家大会へ検閲廃止要求の公開状を送り,スターリン時代の特殊収容所の内幕を描いた『煉獄の中で』(1968)や,『ガン病棟』(1969)は西側で出版された。1970年ノーベル賞受賞。1971年再検討し,真のロシア革命史を伝えんとする大作『赤い車輪』の第1部『1914年8月』,1973年全7部の『収容所群島』1・2部も西側で刊行した。後者は囚人収容所の実態を暴いた衝撃的なドキュメントで,このため1974年彼は国外へ追放された。ソ連の体制批判をしつつ,その後もこの続編や,『クレムリンへの手紙』(1974)・『仔牛が樫の木に角突いた』(1975)等を出版,現在米国に住み歴史小説の続編『1916年10月』(1983)等を発表している。