●ゾラ
ヨーロッパ フランス共和国 AD1840 七月王政
1840〜1902 フランスの自然主義の代表的小説家・理論家。父はイタリア人土木技師。幼少年期を過ごした南仏エクスで高等中学の同級セザンヌと親交を結ぶ。7歳で父没。生活苦のため,18歳の時,母子はパリに出る。バカロレア失敗。アシェット書店に入り(1862)文壇に接し,従来の浪漫派的影響を離れて最初の自然主義小説『テレーズ=ラカン』(1867)を書く。自信を得てバルザックに対抗する大作「第二帝政下における一家族の自然的社会的歴史」を構想。『ルーゴン=マッカール叢書』(20巻,1871〜1893)である。作品を生理学的臨床例と考え,実験小説と呼んだ。発表のたびに不道徳の非難を浴びるが,底には民衆への深い同情が流れている。彼の正義感とヒューマニズムはドレフュス事件に際し十分に証明された。叢書完成後は自然主義を離れ,『四福音書』(1899〜1903)の第4巻準備半ばにしてガス事故により死す。
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