●染付 そめつけ
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白素地に藍色の顔料である呉須,すなわち酸化コバルトで絵付けを施し,さらに釉薬をかけて生成された磁器をいう。また下絵付けを施したものに対する広義の名称として用いられる場合もある。染付けは日本のみで用いられる名称で,中国では青花(華)・釉裏青と呼び,英語ではブルー・アンド・ホワイトという。文献的には室町時代の『君台観左右帳記』には染付けの語は見えず,1603年(慶長8)刊行の『日葡辞書』に載る。染付けは1,300度といった高火度の還元焼成を必要とするため,相当の築窯技術の発達を背景としていなければならない。中国における染付けは宋時代に創設されたことがしだいに明らかにされつつあるが,完成を見るのは明の宣徳期(1426〜1435)である。朝鮮の染付けは李朝期(16世紀末)に始まるといわれ,日本の染付けは,元和・寛永期(1615〜1644)李朝染付けの流れをくむ肥前有田の金ケ江三兵衛(李参平)を創始者としている。文化・文政期(1804〜1830),の日本の染付けは全盛期を迎えることとなった。