●ゾムバルド
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1863 ドイツ連邦
1863〜1941 ドイツの経済学者・社会学者・経済史家・思想家。ピサ・ベルリン両大学に学ぶ。ブレーメン商工会議所法律顧問・ブレスラウ大学員外教授を経て,1917年から1931年までベルリン大学正教授に就任。晩年にはプロイセンおよびバイエルン科学アカデミー会員・ルーマニア科学アカデミーおよびアメリカ学芸アカデミー名誉会員であった。最初はマルクスの影響のもとに研究を進め,その成果である『19世紀の社会主義と社会運動』(1896)ではマルクス主義の立場に立っていたが,その第10版にあたる『プロレタリア社会主義』(1924)ではマルクス批判の立場に転換している。彼の主著は『近代資本主義』(1902・1916・1927)で,これは独特な理論構成によるヨーロッパ近代資本主義発展史の包括的かつ体系的な叙述である。ここで資本主義“経済体制”なる用語が創始され,また学界で論争の起点となった“地代蓄積説”が唱えられるなど,理論と一体化した歴史の展開が意図されている。