50音順    検 索

●ソフォクレス

ヨーロッパ ギリシャ共和国 BC496 

 前496ごろ〜前406 古代ギリシアの三大悲劇作家の一人。アテナイ郊外のコロノスに生まれる。前468年,初めて悲劇作家として世に出る。そのとき早くもアイスキュロスを凌いで優勝した。生涯に120篇を超える劇をつくり,24回優勝を勝ち得たという。市民としては,前443年にアテナイ海上帝国の財務を掌るヘレノタミアスの職に選ばれ,前440年にはペリクレスとともに将軍(ストラテゴス)としてサモス島に遠征し,後にはまたニキアスとともに将軍に選ばれ,シチリア遠征後の危機には先議委員プロブウロイ)の一人に選ばれている。彼が財務や軍事にとくに優れていたからではなく,高名の市民として尊敬されていたから選ばれたのであろう。現存する作品は7篇と断片のみ。運命と戦う人間の姿を描いたものとして,テーバイの王オイディプスとその一家にまつわる伝説を素材とする,『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』『アンティゴネ』の三作品はとくに有名である。