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●ソグディアナ

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 ソ連邦中央アジアのウズベク共和国西南部,ザラフシャン川流域地方の古名。古代アケメネス朝ペルシア帝国内の一辺境州として初見するソグダのギリシア語形で,前4世紀末のアレクサンドロス大王の征討によってその領域の一部となった。ソグド語を使うソグド人が住み,中心地はマラカンダ(現サマルカンド)で,アム川の支流であるザラフシャン川に依存する豊かな農業と,東西交易の中継拠点である立地を利用した商業によって繁栄し,中央アジアの一大中心となっていた。8世紀末にイスラーム教徒のアラブ人の征服を受けたが,彼らもこの地を“地上の楽園”と呼び,アム川シル川のあいだの地の意味で“マーワラーアンナフル”と称した。13世紀にモンゴル族による征服のためにソグド人社会が崩壊したことによって,ソグディアナの名称こそ消滅するが,以降も14世紀のティムール帝国が都をサマルカンドに置いたごとくに,中央アジアの一大中心地である地位には変わりがなかった。