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●宋会要 そうかいよう

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 中国の宋の宋綬ら奉勅撰。宋代の諸制度の沿革を整理・集大成した書。宋代になると君主独裁制が発達し,中央集権的政治が行われるようになる。そこで,これらの政治の参考になるものが多く編纂されたが,宋会要もその例である。宋綬らの編纂した『慶暦国朝会要』以下,北・南両宋を通じて10回編纂された。最後に李心伝が国初から寧宗朝までの『十三教会要』を編纂したが,現在これらはすべて亡失してしまった。現行本の宋会要は,清の徐松らが『金唐文』を編修したときに『永楽大典』のなかより採取したもので,徐松輯本という。この徐輯本は校訂その他が十分でなかったが,やがて繆セン※注1※孫の手に入り,両広総督の張之洞広雅書局を開設して書物の刊行を企図するや,そのもとで校訂が行われ109冊を終えた。しかし張之洞が両湖総督に転任するに及んで中絶し,やがて呉興の劉承幹がこれを購入し嘉業堂に収めるところとなった。劉氏の訂正整理した稿本は,その後北平図書館に寄託されることとなった。その後1936年(民国25)になって北平図書館から当時寄託されていた稿本を底本にして宋会要稿200冊が影印された。以後,数度にわたって出版され学界に便を供することとなったが,各出版社によって若干書名が異なる。なお,宋会要全体に関する問題や版本の系統などに関する細かな疑問が解決されたわけではなく,今後の研究課題も多い。項目は,帝系5冊,后妃1冊,礼33冊,楽3冊,輿服3冊,儀制6冊,崇儒4冊,運暦1冊,瑞異1冊,職宮49冊,選挙14冊,道釈1冊,食貨43冊,刑法8冊,兵15冊,方域9冊,蕃夷4冊,合計200冊からなっている。全体的に未整理の上,誤字・脱字も多いが,宋代史研究の基礎的史料として重要で,関連論文や関係の索引も多い。全体的な目録としては宋代史研究委員会『宋会要研究備要−目録−』(東洋文庫,1970)が便利である。

〔参考文献〕湯中『宋会要研究』1932,商務印書館

王雲海『宋会要輯稿研究』河南師大増刊号,1984

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