●戦略兵器制限交渉 せんりゃくへいきせいげんこうしょう
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略称はSALT。1969年11月以来,アメリカ・ソ連両大国間で行われてきた戦略核兵器の制限に関する交渉。交渉の目的はアメリカ・ソ連の所有する戦略核兵器の増加を質量ともに制限することにあった。SALT−IとSALT−IIの二つに分かれる。1972年5月26日モスクワで締結されたSALT−Iは,対弾道ミサイルの制限に関する条約と戦略的攻撃兵器の制限に関する暫定協定(5年間)の二つの協定で,数量の制限を主体とするものであった。第二次交渉は,1972年から3年半にわたってつづけられ,1979年ようやく基本合意に達した。戦略核兵器とその運搬手段の上限(アメリカ・ソ連ともに2,400基)と質的な規制(MIRV化の規制)が行われたが,ソ連のアフガニスタン侵攻などの国際情勢の急変により,アメリカは批准を拒否してSALT体制は挫折した。現在は新しい体制で交渉中である。