●千年王国運動 せんねんおうこくうんどう
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『新約聖書』の「黙示録」にある文章の解釈から生まれた説。終末論的信仰とユートピア思想が混合した運動と考えられる。これに類した思想ないし運動は,世界各地にみられるが,オセアニア地域での事例は,海洋で隔てられた特殊性があり,異国人(ヨーロッパ人をおもに日本人も含む)の来訪により触発されたため特異な形態をとる。この運動が,抑圧された階級や部族による反抗あるいは解放の意志表示とより幸福な生活への羨望達成とみる場合,今後とも同様なもしくは変形した運動がおこり得る。早い時期の運動に,1867年のマンスレン信仰(パプア),1877年ごろのツカ運動(フィジー)があり,その後の知られたものにバイゴナ運動,タロ運動,ヴァイララ狂信,カーゴ=カルト運動(以上,パプア,ソロモン諸島),マーチング=ルール運動(ソロモン諸島),ネーキッド運動(エスピリツ=サント島)がある。