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●泉涌寺 せんにゅうじ

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 京都市東山区泉涌寺山内町にある真言宗寺院。山号泉山。空海が草庵を結び法輪寺と号したに始まるというが,創建は確かではない。その後,仙遊寺と称したが荒廃。1218年(建保6)宇都宮信房入道が,入宋して戒律を学んで帰国したシュンジョウ※注1※を迎えて寄進し,泉涌寺と名を改めた。初めは台・密・禅・浄または禅・律・密・浄の4宗兼学の道場であった。1242年(仁治3)四条天皇が没して,この寺の月輪陵に葬られた。その後,江戸時代になると,後水尾天皇から後桃園天皇まで11代の天皇が月輪陵,光格天皇・仁孝天皇が隣接する後月輪陵に葬られ,近世歴代の天皇陵となった。重要文化財である大門,本堂仏殿は西面し,大門より見下す境内や仏殿右手奥の月輪陵は樹々に囲まれて森閑としている。本尊は仏殿の釈迦如来。大門左手の観音堂の楊貴妃観音は2世湛海が宋より持ち帰ったという。1907年(明治40)より真言宗泉涌寺派本山となる。

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