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●1793年憲法 せんななひゃくきゅうじゅうさんねんけんぽう

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 ジャコバン憲法山岳派憲法ともいう。国民公会で,ジロンド派との論争をへて同派を追放したのち,山岳派が作成した。フランス革命中2番目の憲法で,1793年6月24日議決,人民投票にかけられ,投票率27%,賛成171万5000に対し反対1万3000で批准した。8月10日に公布されたが情勢急迫のため即時延期となった。前文の人権宣言は,ロベスピエールの求めたように1789年のそれを修正し,人民主権・抵抗権の政治的保障・生存権を唱っている。憲法は,全124カ条より成り,エロー=ド=セシル,バレール,サン=ジュストなどの合作であるが,男子普通直接選挙制を規定し,議員の査問・法律の再審をコミューン集会や自治区が提案できるとした。このように平等主義的,民主主義的傾向が強い点で1791年憲法と異なる。〈買占め人に死刑の条項を〉との,「赤い司祭」ジャック=ルーの主張は採用されなかったが,サン=キュロットの要求は恐怖政治のなかで部分的にせよ満たされた。1795年3月・5月の民衆蜂起の際,この憲法の復活が要求された。バブーフも同じスローガンでサン=キュロットの結集をはかりつつ,その先に革命独裁を構想した。