●尖頭器 せんとうき
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広義では先がとがって,ものを突き刺す役割を果たしたと思われる道具。諸外国では,その形状から骨角器にも石器にもこの用語を用いている。狭義で用いるときは槍先形の石器もしくはこれに類似した形の石器をさす。日本では,先土器時代のものを「尖頭器」と呼び,縄文時代のものを「石槍」と呼ぶ習慣があるが,近年では時代を超えて「尖頭器」が広く用いられるようになってきている。諸外国では,中期旧石器文化から出現し,著名なムスティエ型尖頭器などの先端部分を再加工したものもある。日本では先土器時代後半および縄文時代初頭の遺跡から出土している。形態は時代・地域により多種多様である。「尖頭器」の名称は石器の形態にもとづいてつけられたものであり,その機能・用途は形態から推定されている。〔参考文献〕鈴木道之助『図縁石器の基礎知織』III,1981,柏書房
大竹憲昭「尖頭器」季刊考古学第4号,1983,雄山閣出版