●先史時代 せんしじだい
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歴史学・考古学上の時代区分の一つ。1838年,スウェーデンのS. ニルソンが初めて提唱した語。文献によってその様相を推測しうる歴史時代に先立つ時代。19世紀以来の考古学の発達によって解明されてきた人類の原始時代の意。1836年,デンマークのCh. J. トムセンは,この時代を技術史的に石器時代−青銅時代−鉄器時代に三分(三時代法),1865年,J. ラボックが石器時代を旧石器時代と新石器時代に区分し,さらに1909年にはJ. de. モルガンが中石器時代を設定した。現在では,一般的に旧石器時代から新石器時代を先史時代というが,文献の著された時代は地域によって異なり,その時代の社会や文化の状況もさまざまであるため概念としてはかなり漠然としたものである。また遺跡や遺物にもとづいて研究する考古学者からは,文献の有無を時代概念の基準とすることに批判がなされた。先史時代という用語の採択は,先史学および先史考古学の研究者により異なっている。