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●戦時体制 せんじたいせい

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 戦時にとられるべき国家体制。戦時には,戦争目的を達成するため,国内国外に対し平時と異なった体制を必要とする。第1は軍隊が戦時編制に移行することである。軍隊は平時は教育訓練主体に編制されるが,戦時には当然のことながら作戦本位の編制をとる。この移行にさいし最も重要なことは動員令などの発令によって兵員の急速充足を行うことと有能な指揮官を配置することである。第2は戦時外交であり,その最大のねらいは,与国を極力増し,敵国に加担する国を極力減らすことである。第3は国内に対し総力戦体制を確立することである。第一次世界大戦以降,戦争が単に武力戦だけでなく,国家の積載力において戦われる国民戦争様式に発展したことに伴うもので,軍事はもとより,政治経済思想の全面的総力を戦争目的の達成に結集するためである。したがって,平時から慎重綿密に検討された法制に従って情勢に則して発動されるとともに,不足の分野については随時戦時立法化が行われることになる。