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●宣王(斉) せんおう

アジア 中華人民共和国 AD 

 在位前319〜前301 中国,戦国時代斉国第4代の王,威王の子。父の威王は馬陵の戦いでソンヒン※注1※らの活躍により大勝を博し,王を称したが,これを継いだ宣王は即位5年あるいは6年に隣国燕の内乱に介入して大軍を送り,燕の国都を陥落させてときのエンオウカイ※注2※を殺し,東方諸国に覇を唱えた。このとき,介入をすすめたのは孟子(米印あり)であったとされる。威王・宣王の時代に斉の勢力は絶頂を迎え,国都リンシ※注3※は繁栄をきわめた。この二人の王は各地から学者を招き,臨稷城下の稷門付近に邸宅を与えて保護したため,斉は前4世紀から前3世紀にかけて文化の中心地ともなった。このときに斉に蝟集した学者のさまざまな学問を「稷下の学」という。孟子を初め,鄒衍・淳手衍・田駢・愼到などが有名。宣王は即位19年で没したが,その実年代については所伝に混乱があり,20年近いずれを生じていた。『史記』の「六国年表」が他国の王の年代との対比を誤ったためであることが近年確かめられている。

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