●セリム1世 セリムいっせい
アジア アジア AD1470
1470〜1520オスマン帝国第9代スルタン(在位1512〜20)バヤジット2世の子としてトレビゾンドに生まれる。父親の意向を無視してセメンドリア太守に就任したが追われた(1511)。しかしイェニチェリの支持を受け,1512年,父親を退け自らスルタンに即位。このとき,対立者の兄弟・従弟を殺したので,冷酷者とあざ名される。軍事的に業績をあげ1514年,イランのサファヴィー朝のシャー=イスマイルをチャルドゥランの戦いで破る。1516〜17年にかけては,エジプトのマムルーク朝と戦い,シリア・パレスチナ・ヒジャズ・エジプトをオスマン帝国領内に編入する。このとき,カイロに保護されていたアッバース朝カリフの子孫から,カリフ位を譲り受け,オスマン朝として初代カリフとなる。息子のスレイマン1世の領土発展の基礎をつくった。