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●セマン族 セマンぞく

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 マレー半島の原住民で,おもに北部マラッカの森林地帯に住む。人種的にはニグリト族に属し,おもな種族はトンガ・ジャハイ・ケンシュー・メンリなど。言語はオーストロ=アジア語族に分類される。人口は約2,000〜3,000。背が低く,皮膚の色は暗黒色で,眼色は黒色。毛髪はちぢれ毛でやはり黒く,腕は比較的長い。彼らは定住せず,森林地帯を放浪し,男は吹矢・弓・毒矢などを用いて狩猟し,女は植物の実などを採集する,採集狩猟民である。主として低い葉ぶきの小屋に住み,一夫一婦制の家族がバンド(群団)を形成し,社会の骨組をなす。またカリなどの至上神への信仰もみられ,霊魂は死後も生存し,動物や植物・鉱物や水などにも霊魂が宿るとしている。しかし死者に対しては,特別な恐怖はもたず,一般に本人が死亡したその場所に土葬される。また,死者の行く所は西方の海中にあると考えられている。